今年の夏(6~8月)は、全国の平均気温が平年より1.76℃高く、気象庁が統計を取り始めた1898年から125年の間で、最も暑い夏となり、各地で暑さの記録を更新しました。
 9月に入ってからも暑さが続いており、走り慣れている方でも熱中症や脱水症には十分な注意が必要です。

1.レース中の水分補給について
 コース上には、次の地点に給水所を設置しています。
 2.15㎞ (水・スポーツドリンク・スポンジ)
 4.0㎞ (水・スポーツドリンク・スポンジ)
 5.2㎞ (水・塩タブレット)
 6.6㎞(10㎞の部6.3㎞) (水・塩タブレット)
 7.8㎞(10㎞の部8.6㎞) (水・スポーツドリンク・スポンジ)
 9.7㎞ (水・スポーツドリンク・スポンジ)
 10.6㎞ (水・スポーツドリンク・スポンジ)
 12.6㎞ (水・スポーツドリンク・スポンジ)
 14.0㎞ (水・塩タブレット)
 16.1㎞ (水・塩タブレット)
 17.6㎞ (水・スポーツドリンク・スポンジ)
 19.6㎞ (水・スポーツドリンク・スポンジ)

 マラソンの最中には大量の汗をかき、体から水分が失われますが、汗と一緒に体内中のナトリウムが体外に排出されるため、「水分」と「ナトリウム」を補う必要があります。「水」だけを補給しているとナトリウムが補えず、意識がもうろうとした状態や吐き気などの症状を起こす場合があります。
 汗をかいている実感がない場合やのどが渇いていないと思っても、レース中は必ず「スポーツドリンク」を摂りましょう。「早めの給水」が笑顔でのフィニッシュにつながります。
 「水」だけを提供する給水所には、「塩タブレット」を用意していますので塩分補給もお願いします。

2.レースペースのお願いについて
 レース中の急激なペースアップは、非常に危険です。
 特にレースの終盤でラストスパートをすることは、それまで長い時間負担をかけてきた心臓にさらに負担をかけてしまうことになります。
 一定のペースを保ち、余裕をもってゴールしましょう。
 走り終わった後は、心拍数を落ち着かせるためにも、できるだけ歩き続けてクールダウンしてください。
 しっかりと給水を摂り、安全なレースペースを心がけてゴールを目指しましょう。

3.熱中症予防のための指針
 本大会では熱中症予防のため暑さ指数(WBGT)をスタート、平泉折返し、舞川折返しの3地点で測定し、以下のとおり旗を掲示します。
(参照:日本スポーツ協会編熱中症予防ガイドブック「市民マラソンのための運動指針」)
 警戒レベルが「高い」(WBGT 23℃~)  「赤色」の旗を掲示
この場合、危険度が高い状態にあるため、ペースダウンし、体調に異変がある場合は無理をせずリタイアを検討してください。

 警戒レベルが「中等度」(WBGT 18~23℃)  「黄色」の旗を掲示
 この場合、レース途中で気温や湿度が上昇すると危険性が増すので、注意が必要です。必要であればペースダウンをするなど体調の異常に備えてください。

 本大会では、スタート地点からゴールまでの間15カ所(約600mごと)にAEDを装備した走路救護員を配置しています。
 体調不良などの場合には、無理をせず近くにいる走路救護員又は大会役員にお声がけください。